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Channel: Rock oN Company | DTM DAW 音響機器
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AES 2017 ARRIVAL レポート

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NY 散策

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AES 2017開催前日にNY入りしたRock oNレポーターは、2年ぶりの街をしばし散策しました。

快晴のNYは最低気温9℃。明日から少し暖かくなるということで期待しています。

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これは近頃なにかと噂のあの方のビル。

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2001年9月11日、ここNYで起きた悲劇はその後の世界情勢を大きく変えました。もちろんみなさんも強い記憶としておぼえていることだと思います。あれから16年の月日が流れ、World Trade CenterビルがあったFulton St 285、通称グラウンド・ゼロにはOculusという地下鉄の乗り継ぎ施設(transportation hub)ができています。
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真っ白で美しい構内です。ガラス貼りの天井も高く、気持ち良い空間。慌ただしく人が行き交いますが、広い空間のおかげでまるで空港のような落ち着きも感じます。

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このOculusはWestfieldという大型ショッピングモールに繋がっていて、そのWestfieldには最新のApple Store “Apple World Trade Center”も入っています。少し遠くからのショットですが見えますか?

Apple World Trade Center
https://www.apple.com/retail/worldtradecenter/?cid=aos-us-seo-maps

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Westfieldにあるイタリア食材専門のモール。EATとITALYの造語?この奥にパスタやチーズ、ワインなどの食材店ほか飲食店がひしめき合っています。

EATALY
https://www.eataly.com/

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地上に出るとそこにはそびえ立つ5つのWorld Trade Centerビルが。(World Trade Center ビルは全7つのビル群です)さきほどのOculusの美しさや商業施設に NYという街のタフさを感じましたが、慰霊碑は決してあの日のことを忘れていないことを私たちに教えてくれます。


さてひとしきりNY市内散策も終わったことですし、明日のAES 2017に備えて体を休めることにしましょう。

VR、AI、AoIP、そして見直されるアナログ機器の隆盛。いったいどのような新情報が飛び出すか。どうぞおたのしみに!


今年はどうなる?AES

AES ショーレポートとは?

AES_143rd-300x250AESとはAudio Engineering Society(オーディオ技術者協会)の略。

AES Conventionsは、USのLAとNYで毎年交互に会場を変えながら毎年開催される国際会議で、世界中からエンジニアや関係者が集います。ここで製品メーカーは新製品の見本市を同会場で開催。Rock oNのAESショーレポートでは、毎年AES Conventionsで登場する新製品や新規格、そして人々の賑わいをレポートしています。

★昨年の AES 2016 Rock oNショーレポートはこちら!http://www.miroc.co.jp/category/report/aes2016/

昨年はLAからデジタルと結びつくことにより復権の兆しを見せるアウトボードや、それらを一つに繋ぐことでプロジェクトのコワーキングやトータルマネージメントなど新しいワークフローを叶えるAoIPの隆盛の模様をお伝えしました。(http://www.miroc.co.jp/category/report/aes2016/)

今年の会場はNYのJacob K. Javits Convention Center。ここから最新情報をお届けします。

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今年の注目は何と言ってもVR関連コンテンツでしょう。従来のDolby Atmos や Auro-3Dのサラウンドはもちろん、大規模なシステムを必要としないヘッドホンを付けても楽しめる360°音響やそのための録音/編集機器が様々なメーカーから発表。中でもsENNHEISER AMBEO VR MIC , Waves B360 Ambisonics Encoder ほかAmbisonic関連への各メーカーの製品対応の勢いは目を見張るものがあります。SNSのFacebookはFacebook 360という360°ムービーコンテンツ対応のサービスをスタートし、そのコンテンツ充実を図って360°コンテンツ制作のためのプラグインを無償配布しているという自体に。

また身近なところでは、FocusriteをはじめとしたメーカーがオーディオI/Fやキューボックスなどスタジオ機器を中心としたDanteソリューションを展開。AoIPによる恩恵が日本のスタジオにも浸透しはじめています。

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Elevate

このほかiZotope Ozone8 とNeutron、そしてEventide EleveteのようにAIや機械学習を使ったプラグインも登場。熟練の手腕をプラグインが再現して提案してくることで、それを使うアーティストやプロデューサーたちのワークフローはどう変わっていくのか。制作現場のワークフローがいま変わろうとしています。

Rock oNではみなさんと同じくたくさんの好奇心で現地から生の情報をレポートし、未来を予測します。職人技が作り上げた音源制作と感性がモノを言うパフォーマンスの垣根が少しづつ融和して新しい形になっていく、「音楽」が生まれる新しい現場をみなさんと一緒に楽しんでいきます!

★AES 2017ショーレポートはこちら!>>
http://www.miroc.co.jp/category/report/aes2017/


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