こんにちは!
ここからはサンプルを使って、リード音を乗せて楽曲を完成させていきましょう。今回もフリーサンプルパックのAryay – Lion Kit Vol.1を使用していきたいと思います。
いつもトラップの楽曲を作るときには、カチッとしたキレの良いドラムに対して、リードのシンセやウワモノのズレを作ってグルーヴが生まれることを意識しています。
僕はズレで生まれるグルーヴが分かりやすいシンセのワンショットや、プラック系のサンプルを使うのが好きなので、今回はSYNTHS AND OTHER RANDOM SHITフォルダのSynth 9を使って進めていきたいと思います。ウワモノを使う場合は音程やピッチベンドを上下させやすいように、オーディオではなくサンプラーに読み込んでmidiで作っていくことが多いです。
最初にEQでしっかり低音もカットしておきましょう。
なるべくこれを読んでいる読者の皆様に分かりやすく、平等に伝わるように音楽理論的な要素は極力入れたくないので(僕自身が全く疎いのもありますが…)、単音の簡単なフレーズで、いわゆるドロップにあたる部分を作っていきます。
まずはこのように打ち込んでみます。
一旦ハイハットを抜いて聴いてみます。これだけで一気にドロップっぽくなりましたね!
しかし重要なのはここからです。ピアノロールのグリッドを1/64に設定し、ノートをcommand+Aで全選択します。
そしてこのように全体を頭一つ分ずらして聴いてみると…
どうでしょうか、シンセだけ微妙なズレができ、なんとも言えないグルーヴ感が生まれましたね!このままオクターブを変えたり、ハイハットを足していくだけで展開を作ることができます。次回はさらにリバーブとサイドチェインを使って、リード音を強化していきたいと思います!
TREKKIE TRAX プロフィール
TREKKIE TRAXは、2012年5月に設立した あらゆるジャンルのクラブミュージックを、世界へ発信することを目的にしたクリエイター集団です。
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