こんにちは!Rock oN Umeda です。梅田店では、スタジオのコアとなりうる IOS をはじめとし、ホームユースとしても使える Desktopシリーズ まで全5機種展開中です!是非、店頭でお試しください!
DiGiGrid とは
デジタル・コンソールのマーケットをリードするDiGiCoと、世界最大のプラグイン・デベロッパーWavesのコラボレーションによって誕生した、新プレミアムブランド。ネットワークで革新的なオーディオのソリューションを提供。DigiGridは一般的なCat 5e/Cat 6のイーサネット・ケーブルを使い、システムを任意に拡張できるネットワークシステムです。
つまりは
・MacやWindowsPCとDigirGrid機器
・DigiGrid機器同士
・DigiGrid機器と他インターフェイス
などをそれぞれLANケーブルで接続するだけで自由にインプットやアウトプットなどを増設出来るシステムです。
DSPサーバーを使ったニア・ゼロレイテンシー・モニタリングとは!?
レイテンシーとはデータ処理に伴う遅延ですよね。主に発生する箇所は、ADC/DACのコンバート段階、バッファ、そしてDAW内のプラグイン処理です。この中で特に大きなレイテンシー要因はバッファです。DiGiGridのシステムではこのバッファを回避し、いわゆるダイレクトモニタリングすることが出来ます(SoundGrid Studio)。そして更に、この段階でWAVESを筆頭としたSoundGrid対応プラグインをインサートすることが出来ます。プラグインは全てDSPサーバーにて稼働し、処理されるのでレイテンシーはほぼゼロです。
DiGiGrid ADC/DAC レイテンシー
48kHz 2ms
96kHz 1ms
SoundGrid Studio 内部レイテンシー
96/48kHz 0.8ms
88.2/44.1kHz 0.9ms
固定レイテンシーは、たったのこれだけです。※サンプリングレート毎に違います。
あとは、Studio Rack内のレイテンシーと各プラグイン別のレイテンシーを加えた数字が全てとなります。Studio Rack とはDSP処理をするための基幹となるプラグインです。このプラグイン上で掛けることがシステム上必須となります。
Studio Rack
その名の通り、スタジオのラック感覚で使えるプラグイン。この中に好きなプラグインを詰め込んで一つのワークフローを作ります。たとえば、チャンネルストリップのようにヘッド、EQ、コンプなんて感じで。信号の流れはドラッグドロップで簡単に変更出来ます。このプラグインの凄いところは….
ワンクリックでDSPとNative(CPU)処理をシームレスに切り替えられる点
タイムラグも非常に少なく切り替えられます。更にDSPのない環境で使うと、自動的にNative処理に切り替わります。スタジオでの作業の際にはサーバー使ってたけど、自宅の作業場にはサーバーないんだよな…って時にも意識することなく、自動で処理が変わります。エラーが起きることはありません。柔軟性良し。でも、StudioRack のもっとすごいところ…それはレコーディング時と編集時に自動的に処理ルートが変わるところ。
Recボタンをポチッと押すと自動的に…
ダイレクトモニタリングを使った掛け録りモードに変更されます。(レイテンシーを抑えます)
Recが終わると、通常のDSP処理モードに変わります。これ、本当に便利だと思いませんか?
ナインハンドレッド松山はけっこう衝撃的でした。
★DiGiGrid プロダクトマネージャーDan氏入魂のディスクリプション(信号図)★
左下のラック解説にあるように、インサートするプラグインによってレイテンシーは変化します。ラック固有のレイテンシーもございます。また、SoundGrid Studio の限界ch数は64chとなり、ステレオだと32chまでDSPプロセッシングを使用出来ます。
SoundGridでDSP処理が出来るプラグイン、どんどん増えています!
WAVES以外にもSonnoxやFluxなど他社製プラグインが使えるようになっております。SoundGridの輪はこれからも広がることでしょう。下記リンクよりWAVESホームページに飛んで、対応リストをチェック!
接続はシンプルにLANケーブルで。
接続方法がLANケーブルのみでできることです。LANケーブルを使用するメリットとして一般的なCat 5e/Cat 6のイーサネット・ケーブルで接続出来るためThunderBoltケーブルなどに比べケーブルの単価も安く、ケーブル引き回しの長さなども容易にカスタム出来ることです。また、市販のスイッチなどを使うと複数台のPCで1台のインターフェイスを共有出来き、インプットも共有できますよ。
デスクトップシリーズとラックタイプを併用すれば、手元のヘッドフォンアンプとして、モニターボリュームとして稼働します。ボリュームノブのトルクは比較的軽めです。各製品は単体でももちろん使えますが、ラックモデルやDSPサーバーと組み合わせて使うのがオススメです。SoundGrid対応デバイスなら最大8台まで1つのシステムとして認識することが可能です。
最後に
SoundGrid Studio アプリケーションには、未実装の機能もございます。例えば、CONTROL、こちらはフィジカルサーフェイスのことを指すのですが、現在対応しているものはなく、将来的に追加される予定の項目となります。そして、一番気になるのは…SERVERS、こちらは文字通りDSPサーバーの数になります。現在は残念ながら、増設することが出来ません。こちらも将来的にはといった形ではありますが、今後、一台でも更に強力なDSPを積んだモデルが近々登場予定です。より強力なプロセッシングをお求めの方は、そちらを購入すると吉でしょう!
DiGiGrid サーバーで一体どのくらいプラグインが使えるのか?
例えば、API550タイプのEQなら、UAD Quad のおよそ9倍の数をインサート出来ます。
そのほか、プラグインのインサート限界数はこちらの WAVES HP をご覧ください。
梅田店では只今、DiGiGrid製品展示中!
店頭でご体感下さい!
Rock oN Umeda 06-6131-3077
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