どうも、松本です。急遽リリースされたImage-Line「FL STUDIO 20」。Macに対応し現在最も注目を集めているDAW「FL STUDIO 20」の新製品発表会に先日行ってきましたのでレポートします。
今回の新製品発表会はスリープフリークスの宮川氏と、Image-Line公認パワーユーザーとして数多くの楽曲を制作しているAJURIKA氏(FL STUDIO使用歴15年とのこと!)により進行していきました。
まず、宮川氏よりFL STUDIO 20の新機能が紹介。Mac対応以外には以下の通りです。
- トランスポートなどツールボタンの改善
- チャンネルラック
- サンプラーの進化
- consolidateの進化
- 一つのファイルに複数のプレイリストが作成可能に
- 変拍子の設定の簡略化
AJURIKA氏も話していましたが、作業効率を上げるための痒いところに手が届いた機能が増えている印象ですね。
個人的にはサンプラーは一画面で一通りエフェクト処理できるUIは便利だなぁ〜と思いました。
これらを踏まえAJURIKA氏が実際の制作フローで役に立っている機能を解説。
まず一つのプロジェクトの中でプレイリストが複数作ることができるのは、地味ながら役に立つアップデートだったようです。例えば一つの曲に対して様々なバージョンを作らなければいけない場合に、これまではバージョンごとにプロジェクトを作っていたわけです。しかしFL STUDIO 20の複数プレイリストがサポートされたことにより、一つのプロジェクトの中で異なるバージョンを作ることができるようになったので、これによりロード時間の短縮に繋がったのが大きいようです。
変わった使い方としては、プレイリストごとに曲のパーツを作っていき、そのパーツを組み合わせるパズルのような制作手段もでき、普段とは異なる制作方法が出来るのも魅力的とのことです。
またFL STUDIO 20には様々な「遊び」が用意されており、これも魅力の一つと話してました。例えばサウンドの一部を連打し効果を様々な得ることができる「GROSS BEAT」や、プロジェクトのサウンドによって変化する動きのある動画を作るプラグインなど、一見使いどころが見つけ難いプラグインでも場面によっては効果を発揮するような発見する楽しみも増えたようです。
最後に両名ともFL STUDIOは他のDAWとは異なった特徴を持っているので、他の人とは個性の異なるサウンドやトラックを作りたい方にはオススメとのことです。様々なDAWが各社リリースされていますが、他とは違うトラックを作りたい方、自分でカスタマイズしてブロックを組み立てるようにトラックを作りたい方など、型にはまりたくない方にFL STUDIO 20はオススメです!
OSの垣根を超え、Windowsをお使いの方もMacをお使いの方も一度触ってみてはいかがでしょうか?
FL STUDIO 20
https://hookup.co.jp/products/image-line-software/fl-studio
Writer.Matsumoto