こんにちは!Rock oN渋谷店 店頭スタッフのSCFED伊部です。ZONEの画像を初めて見た時ハードウェアなのかと思いましたが、プラグイン起動のソフトシンセです。中央下部の青く光る部分が「レーン」と呼ばれるステップシーケンサー部で、フィルター、オシレーターピッチ、ボリュームなど、音色作成機能のほとんどをアサインして時間変化させる事が可能!レーンはCPUパワーが可能な限り追加出来ますので、とても複雑な音作りからシーケンスを活用したトラック制作まで行えます。
シンセサイザーとしての基本スペックは2オシレーター、1サブオシレーター、LFOが2つ、ADSRエンベロープ付きフィルター、アサイナブルADSRエンベロープ1つ、4つまで直列可能なエフェクト、3バンドEQ、モジュレーションマトリクス8つ、DAWからMIDI受信可能なマクロノブはZONEパラメーターをMIDIコントロール可能です。プリセットを聞いていくとEDM向きな音色が多いですが、ビンテージシンセの音やポップスに合う音色もばっちり作れます。
レーンを活用したトラックを作り、出来上がっていくまでの経過を動画にしました。
動画最後のデモトラックではドラムだけ別の音源を鳴らしていますが、ドラム以外全パートをZONEだけで作りました。「音色によるグルーヴ感」が構築出来ますのでZONEを使った新しいジャンルが生まれる予感がします!DAWにおける楽曲制作の中で、一味違ったテイストや複雑なリズムを乗せたい時にも活躍するでしょう。
音色にフォーカスしたデモ曲も作ってみました!
こちらもドラム以外は全てZONEを使用。ファットなベースの音色やシンセサウンドの広がりをご確認下さい。ZONEのフィルターが優秀で、開ききった時も音の芯が残り、なおかつ閉じきった所にエンベロープアマウントをかけた際のツヤ感もたまりません!
個人的な希望ですが、レーンの情報がMIDI OUT出来るようになると、外部音源を鳴らせるアルペジエーターとしても最高だと思います!このソフトは使い込む度に音楽的な発見があり非常に面白いです。モジュラー的な音作りが好きな方にもオススメです。
14日間起動可能なデモ版があり、下記リンクからダウンロード可能ですので是非チェックしてみて下さい。
SONICWIRE