FOSTEXのブースで新製品 NF04Rを発見!
2017年に数量限定で発売されたNF01RはRock oNとのコラボ製品でしたが、NF04RはFOSTEX独自の新製品。印象的な黄色い星型HRウーハーを搭載し、優れたレスポンスを誇る小型モニタースピーカーです。
まずこれまでNFシリーズは木材やMDFによるキャビネットが採用されていましたが、NF04Rはシリーズ初となるアルミダイキャスト製。幅120mm、高さ189mm、奥行き157mmというコンパクトサイズではありますが重量は約3kgとずっしりした印象です。
この画像は別売りの壁付けアングルに取り付けられて横置きにされています。
4インチHRウーファーは新開発。UFCL振動板のソフトドームツイーターは同社製品FS-4ASのそれを応用し、NF01Rのものからブラッシュアップされたものということ。たった19mmというサイズながらNF01Rと変わらない音の広がりがあります。
アンプはDクラスを搭載。ウーファー30W、ツイーター20Wのバイアンプとなっています。
背面にはDIPスイッチがあり、ウーファー音圧レベル(-2dB、-4dB、-6db)、ツイーター音圧レベル(-2db、0db)、出力GAIN(0db/+10db)とそれぞれが切り替えできるようになっています。
このサイズ感ならではのデスクトップに置いたり壁から吊るしたりと、様々な使い方に合わせた音質補正ができるようになっています。
出力GAIN +10dbについては、出力の低い音楽プレイヤーやスマホを直挿しすることが想定されているそう。このサイズならそのようにカジュアルに使ってもいいですね。
音質については、こんなにコンパクトでもさすがのFOSTEXクオリティ。精確な音像とレスポンスはまさしくNFシリーズそのものです。NF01Rのサウンドがそのままコンパクトになった印象です。ホームスタジオや中継車で真価を発揮するでしょう。
NF04R の発売は2018年11月下旬ということでもうすぐです。価格は1台¥50,000(税抜き)となっています。
MUTEK.JP
余談になりますが、11月1日にお台場の日本科学未来館で開催されたデジタルアートと電子音楽の祭典 MUTEK.JPに出向いた際、「脳波による内発音楽表現」というインスタレーションで見たことのないスピーカーが使われていて写真を撮っておいたのですが、これがまさかのNF04Rだったようです!
この時はこれまた見たことのないサブウーファーとともに、被験者の脳波によってCycling ’74 Maxで発音されたドローンやノイズを鳴らしていました。
このサブウーファーもそのうち発売されるかもしれません。NF04Rとの相性はばっちりでしたよ!
FOSTEX
https://www.fostex.jp/
Writer.IH富田