ローランド株式会社で Mid-Oシリーズ(TB-303,TR-606,TR-707,TR-808,TR-909) を開発した 菊本忠雄 氏率いるAnalog Mafiaが、アナログ方式のシンセシスでオリジナルのTR-808サウンドをエミュレートした RC-808 「Re-Create the 808」を発表しました。 DTMステーション さんで紹介されましたので、まずは動画をご覧ください。
藤本健の”DTMステーション”記事はこちら
https://www.dtmstation.com/archives/80808.html
RC-808 オフィシャルHP(英語)
https://vector808.jimdofree.com/
長年にわたり世界中で TR-808サンプリング素材が販売され、クローンのハードウェアが造られ、2010年辺りからクローンもソフトウェア化して行く中で、Rolandのアナログモデリング技術ACB(Analog Circuit Behavior)によるTRサウンドの復活がありました。
そしてそこから更に、TR-808開発スタッフOBがエミュレートソフトをリリースした事はRolandにとっても大きなニュースとは思いますが、歴代TRシリーズの回路を完璧にシミュレートし、インスト・パラメーターをリアルタイムに演奏することが可能なTR-8Sが最新のTRと考えるならば、RolandはRC-808を静かに捉えているのかも知れません。
Roland TR-8Sの詳細はこちら
https://www.roland.com/jp/products/tr-8s/