UVIはフラッグシップインストゥルメントFalconの2.0メジャーバージョンアップを発表しました。
FalconはUVIインストゥルメントの中核を担うサンプルとシンセシスのミックスとモジュレーション、エフェクトによるサウンド加工など、多くの機能と合理化された作業効率を誇るハイブリッドインストゥルメントとして、発売以来多くのユーザーから高い評価を得てきました。
これまで何度かバージョンアップされて来ましたが、今回のバージョンアップによって下記のような事項が追加されました。
・プリセットの充実(1000以上の音色プリセット、500のウェーブテーブル追加)
・16オシレーター、90超のエフェクト、11モジュレーター、シーケンサー、ハーモナイザーをはじめとする先進的スクリプトプロセッサーを多数装備
・各部のリファイン、PEコントローラー対応、最大10.2チャンネルのマルチオーディオ対応
無二のシンセサイザー/サウンドデザインツールとしてより一層充実しました。またメジャーアップグレードでも既存のFalconユーザーは無償アップデートできます。これも嬉しいですね!
このバージョンアップに伴い、Falcon2を税込26,950円(通常価格:税込38,500円)で販売する記念セールを行います。
セールは10月27日まで!この機会をぜひお見逃しなく!
Falcon 2.0の主なアップデート点
加算合成方式のオシレーター:Aditiveを追加
伝統的な減算方式を組合わせたこのオシレーターはシンプルで扱いやすく、パーシャルストレッチ、フリクェンシーシフト、フラクショナルオーダーフィルタリング、偶数/奇数倍音コントロール、矩形波からノコギリ波への連続モーフィングなど、様々な加算処理を装備します。
プリセット音色を100、ウェーブテーブルを150が追加
音色面では、新たにプリセット音色を100、ウェーブテーブルを150が追加されました。どの音色もこれまで通り、即戦力と新たなサウンドデザインへの刺激の両方を考慮したプログラミングされ、単にプリセットを選ぶのではなく、積極的な操作と音づくりを楽しんでいただくUVIのポリシーが受け継がれています。
Tape Echoをはじめ、多彩なエフェクトが新搭載
70年代テープディレイを再現するTape Echo、二次シングルオペアンプの回路モデリングによる非対称クリッピングと電源供給制御を備えたノンリニアフィルターのSallen Key Filter、フォルマントフィルター処理によるスクリーミングローファイサウンドが特徴のFormant Crusher、様々なビンテージデジタルハードの質感をシミュレートするために新アルゴリズムを設けたReduxを装備します。
その他の改良点
これ以外にもモジュレーターには、モーフィングを含む自由なLFO波形デザインとハイスピードモジュレーションを可能にしたParametric LFOが追加されました。
さらにはスクリプト機能を駆使したカスタムメイドのEuclidean Tonal、Euclidean Drum、Drum Sequencerなども新たに用意されました。
操作面でもモジュレーションクイックメニューやユーザーテンプレートが追加され、複雑な音色プログラムのイージーアクセスや新規作成の音色作成時の手順簡略化も図られています。
Falconはフラッグシップサンプラーであり超多機能シンセサイザーです。サンプルとシンセシス、ハイブリッド仕様インストゥルメントの頂点でもあるこのソフトウェアシンセサイザーは、一見難しそうですが、その仕組みを理解して音作りができるようになると、無限に等しいサウンドデザインが楽しめます。
今回のアップデートで、サウンドデザインの可能性をさらに明確に提示し、シンセマニピュレートや音造りの楽しさ、重要さを再提案してくれます!
この機会にぜひパワーアップしたFalcon2.0を導入してはいかがでしょうか!