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Logic Pro X 発表以来 最大規模のアップデート!Logic Pro X 10.5

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Appleが Logic Pro X メジャーアップデートとなる Logic Pro X 10.5 を発表!

Logicを使い始めたばかりのミュージシャンから、グラミー受賞アルバムを何枚もリリースしているプロデューサーまで、あらゆるアーティストの創造力を刺激するパワフルな新ツールが多数用意されたLogic Pro X 10.5。今回のアップデートは、エレクトロニックミュージックの制作に携わるアーティストにとって非常に大きなリリースとなりました。

新たに加わったQuick Samplerと Drum Machine Designer

Live Loops、ステップシーケンサー、Drum Synth、Logic Remote、などなど、ご紹介したい機能はありますが、ここでは Logic Pro X 10.5最大の追加トピックである Quick Sampler と Drum Machine Designer をご紹介します。

Quick Sampler

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Quick Sampler にはあらゆるオーディオファイルを読み込めます。また、マイク、シンセサイザー、ドラムマシンなどのハードウェアを使って Quick Sampler に直接録音し、サンプルを作成できます。サンプルを自動的にチューニングしてループを判定し、ドラムループやボーカルフレーズに適した「スライス」音源を作成してくれます。ドラムの単発音などには、Quick Sampler をシンプルなワンショットプレイヤーとして使えます。スライスしたループを Drum Machine Designer キットに変換し、個々のスライスをパッドに読み込んで、再生やプラグインエフェクトを最大限に制御できます。

Quick Sampler の波形ディスプレイを使ってサンプルの開始位置や終了位置、ループポイント、フェードインやフェードアウトの位置などを設定したり、2つの LFO、ピッチエンベロープ、フィルターエンベロープ、アンプエンベロープを使たサウンドメイキングが可能です。

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サンプルの再生モード


クラシック (Classic) モード
キーボードの音域全体を使ってサウンドを再生したり、サンプルをループさせたい場合に使用。キーを押している間はサンプルが再生され、キーを放すと停止。


ワンショット (One Shot) モードを
シンプルなノートトリガーでサンプルが最初から最後まで再生。単発のドラムサウンドなどをトリガするには、このモードを使用。


スライス (Slice) モード
サンプルが解析され、サンプルのアタックを検出して個々のサンプルにスライスされます。スライス後のデータをキーボードのキーにマッピングして、それぞれのスライスを別々に演奏できます。分割後のサンプルから Drum Machine Designer トラックを作成することもできます。各スライスをパッドに読み込んで、再生やプラグインエフェクトを最大限に制御できます。


Flex モード
Flex モードをオンにすると、サンプルのオリジナル音程より上または下で再生しても、オリジナルの長さと同じ速度で再生されます。(通常は音程が上がると再生速度が早くなり、下がると遅くなります) Flex モードと「Follow Tempo」をメロディックなフレーズやドラムループで使い、現在のプロジェクトテンポと合わせながら、ピッチをリアルタイムでトランスポーズできます。


Drum Machine Designer

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Drum Machine Designer はエレクトロニックドラムのキットを Logic で作るためのツールで、新しいサンプリングおよびビートプログラミングのワークフロー内で使えるように強化しています。各ドラムパッドには新しいQuick Samplerや Drum Synth プラグインを割り当てられるので、ドラムキット内の個々のサウンドを簡単に編集·調整できます。完成したドラムキットはリアルタイムで演奏することも、ステップシーケンサーでプログラムして演奏させることもできます。

Quick Samplerでスライスしたサンプルを Drum Machine Designer で演奏可能!

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Quick Sampler でスライスを作成したら、「Create a Drum Machine Designer Track」 機能で Drum Machine Designer のパッドにスライスが自動マッピングされます。各パッドがそれぞれMIDIノートに対応して演奏する事がでてしまう、なんとも便利な連携です!

macos-logic-pro-x-piano-roll-editor

しかも新しい MIDI リージョンが作成され、各スライスの MIDI ノートを含むリージョンが昇順で続けて配置されるので、プロジェクトを再生するとサンプルが Quick Sampler で鳴らした場合と同じように再生されます。ノートをクオンタイズする、ノートを追加または削除するなど、ピアノ・ロール・エディタで MIDI リージョンを編集する場合と同じように、その他の編集を施せます。これはPropellerhead社のリサイクルがLogicと合体してしまったような便利さです。

サンプラーのスライスとDrum Machine Designer の自動マッピングで、様々なサンプルが再利用できる画期的な機能が追加されたLogic Pro X 10.5。ご興味ある方はメーカーサイトをチェックしてください。

メーカーサイト

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