XAOC DEVICESのブースはネオン管がかっこいい!そして強力な新製品が2つ出ていましたよ!複数のサイン波を合成して複雑なハーモニクスを生み出すODESSA(1975 VARIABLE SPECTRUM HARMONIC CLUSTER OSCILLATOR)と、300以上のエンベロープ波形を持ちそれをエディットしていくユニークなエンベロープジェネレーターZADAR(1973 QUADRUPLE ENVELOPE GENERATOR)です。動画では二つ続けて紹介してもらってます!
ODESSAはサイン派合成ができるマルチボイスオシレーター。複数のサイン派を重ねて波形の疎密をコントロールしたり、傾斜を変えたりして複雑なハーモニクスを生成します。またアウトプットはファンダメンタルの加え、奇数倍音、偶数倍音をそれぞれ取り出すことができます。動画ではAphex Twinのwindowlickerの最後の音みたいなサウンドが披露されていますね。また同社のLIPSKをODESSAのハーモニクスバンクのON/OFF切り替えとして使うこともできます。
XADARはABCDの4つのCHを持つエンベロープジェネレータ。ただ、エンベロープジェネレーターと言いつつも一般的なADSRで作るようなタイプではなく既にユニークな波形(SHAPE)が大量にセットされていてそれをツマミでエディットしていくタイプです。ウェーブテーブルを想像するとわかりやすいと思います。実際にウェーブテーブルオシレーターとしても使えます。
赤いツマミでSHAPEを選び他の三つのつまみでLENGTH、RESPONSE、LEVELなどを調整します。もちろんCVでの調整も可能なのでやりたい放題モジュレーションできそうです。
さらに面白いのが4CHに設定した様々な波形をチャンネルを超えてループさせたりモーフィングさせたりもでき、相当複雑はSHAPEを生み出せますね。設定が保存できるのも嬉しいポイント。
XAOCはブースの場所もエントランスホールのど真ん中で、常に人で賑わっていました!
Writer:Shibuya
Xaoc Devices:http://xaocdevices.com/main/products/