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iZotope Tonal Balance Control機能を使ってBruno Marsと歴史的サウンドを視覚で比較!

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iZotope公式 WEBサイトのBlogにて、Ozone8のTonal Balance Control機能を使い、各年代における特徴的なサウンドを視覚化する実験が行われています。

Tonal Balance ControlはOzone8/Neutron2に付属するプラグイン。インサートしたトラックのスペクトラム曲線やダイナミクスを視覚化する機能です。一般的なメーターと違う点は、iZotopeが模範的な楽曲のバランスを提案してくれるということ。

fine-view

例えば周波数スペクトラムを表示する「Fine View」を見ると、模範となるのは青い範囲。この中に実際になっている音つまり白い線が収まるようにミックス/マスタリングすればいいというわけです。

またOzone8とNeutorn2はお互いにTonal Balance Controlで連携しており、1つのTonal Balance Control内でOzone8とNeutron両方のプラグインを一度に操作することができます。リファレンスとする周波数バランスに最短距離で持っていける画期的な機能といえます。

リアファレンスはBruno Mars / 24 Karat Magic

01 Bruno.1
02 Bruno.2

さて、このBlogではこのTonal Balance Controlを使って1920年代から現代まで代表的な楽曲の音響的特徴を捉えます。それぞれの特徴を表すためには共通のリファレンスが必要となりますが、今回はBruno Marsの「24 Karat Magic」が選ばれました。この曲の音響特性を表す白い線はiZotopeのプリセットした青い範囲内にぴったり収まっています!つまり非常に模範的で美しい音響であるといえます。

1920年以前

アナログレコード以前、蓄音機の時代です。78回転の10インチラッカー盤(いわゆるSP盤)に録音されたGeorge M. Cohanの「Over There」という曲。
(↓ここで聴けます)

当時の録音はオーケストラが一斉に演奏し、ラッパ型の集音器の奥にある針を揺らし、そこからマスターレコードに直接溝を刻むという今では考えられない「機械式録音」という手法で行われていました。

03 Edison

こちらは当時の集音&マスターカットの機械のイラスト。ちょうど蓄音機を逆に使ったような機械です。

さてそんな楽曲の音響特性はこうです。

download

低域はなく中域が強調されています。広域は3KHzあたりから下がりますが10KHzあたりの丘はヒス、クリック、ポップなどのノイズ成分が現れたものです。


iZotope Blogではこの他にも1920年、40年、50年…と各年代を代表する楽曲をリファレンスのBruno Marsと比較していきます。その当時の録音技術や再生方法の特徴がいかに音響や作曲に大きな影響を与えていたのかがよく分かる内容となっています。続きはiZotope Blogでお楽しみください。

iZotope
1920s to Now: Comparing Tonal Balance in Popular Musich

ttps://www.izotope.com/en/blog/mixing/comparing-tonal-balance-in-popular-music.html?utm_medium=Email&utm_source=ACS&utm_campaign=2018+Hi+Five&utm_content=May+4&utm_term=All

iZotopeの優れた音響解析技術の結晶、Tonal Balance Controlを使ってあなたもお気に入りと自分の楽曲を比較してみてはいかがでしょうか。

Ozone8 / Neutron 2をもっと知りたい!

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