IK Multimediaは新たにAmpliTubeのアーティストコレクションとして、パンテラのギタリスト、ダイムバック・ダレルが1990年に発表された名盤「Cowboys From Hell」で使用した9つのギアを収録したモデルを発表しました。これまでジミ・ヘンドリックスやSlashといった人気ギタリストのサウンドをモデリングしたアーティストコレクションを出しているAmpliTubeだけに、このモデリングにも注目が集まりそうです。
パンテラは80年代〜90年代にかけて活動したアメリカを代表するへヴィメタルバンドです。ダイムバッグ・ダレルはバンドのメタルサウンドを印象付けるギタリストでした。
惜しくも彼はバンド解散後の2004年に射殺というショッキングな形でこの世を去ります。しかし多くの人を魅了したそのサウンドは今でも多くの人々の記憶に残る伝説的なギタリストです。
今回この製品を作るにあたりIK Multimediaは、長年に渡ってダイムバッグ・ダレルのギター・テクニシャンを務めたGrady Championと共に、アルバム「Cowboys From Hell」と同じサウンドになるよう収録で使用されたギアすべてを正確にモデリングしました。特にRandallのアンプはダイムバッグ・ダレルがパンテラの初期から使用していたモデルで、彼といえばこのアンプサウンドと言われるくらい有名ですね。
使用した9つのギア（2種のアンプ、2種のキャビネット、5つのストンプ・ボックス）は下記の通りです。
ストンプ・ボックス
- 6-Band EQ：アンプの前段でサウンドを整え、ブーストするのに最適なMXRの6バンド・グラフィックEQをモデリング
- Pre EQ 3：フレキシブルなサウンド・シェイピングが可能なFurman PQ-3をモデリングした、3バンドのパラメトリックEQ
- Flanger Doubler：2種類のエフェクトを搭載するMXR® Flanger Doublerをモデリング
- Dime Wah：Dunlop Cry Baby GCB95をモデリング
- Dime Noise Gate：Rocktron® Hush IIBをモデルとしたレスポンスの良いノイズ・ゲート
アンプ
- Darrell From Hell 100：Randall RG 100ESを正確にモデリングした、ソリッド・ステート型の120 w出力のアンプ
- Jazz Amp 120CFH：Roland JC-120をモデリング
キャビネット
- Darrell From Hell 412：Randall 412JBをモデルとしたキャビネットであり、Darrell From Hell 100との完璧なコンビネーションを発揮
- JP Jazz CFH：2×12インチ・スピーカーを搭載したRoland JC120コンボ・アンプをモデルとしたステレオ・キャビネット部
この製品は2018年11月1日まではプリオーダー特価9,500円（通常11,870円）で、beatcloud.jpから予約することが可能です。
IK Multimedia
https://www.ikmultimedia.com/news/?item_id=6786
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Writer.Miyazaki