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Channel: Rock oN Company | DTM DAW 音響機器
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Synthplex 2019 DAY2:rossum electro-musicから2つの新モジュール発売

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LA在住で世界を股にかける作曲家:瀬川英史氏が、LAのバーバンクで開催された新しいシンセサイザーの祭典「Synthplex 2019」に実際に赴き、注目製品やライブアクトをお伝えしてくれるこのスペシャルイベント。2日目も貴重なレポートが届きました!

rossum electro-music

rossum_top

rossum electro-music社のDave Rossum氏もDave Smith氏やBob Moog氏と同じくらいシンセ史に大きな貢献をされている方なんです(Emu社のC-Founderでもあり、Prophet5、SP1200等のフィルターの設計等をされています)。kuwasiku

僕はrossumの Assimil8tor というサンプラーモジュールを愛用しています。これ無しにパフォーマンスした事は一度もないくらい働いてくれています。
http://www.rossum-electro.com/products/assimil8or/

今回2つの新しいモジュールのデモを聞いてきました。

まずはTrident

04_rossum

3つのオシレーターを搭載したVCOです、最上段のオシレーターに対して、下段2つのオシレーターから変調をかけられるというところがポイントです。ぱっと想像できるのはFM的なサウンドだと思いますが、エクポーネンシャルのFMの値を外部CVからコントロールするとWAVE Table的な変化をしていくようにも聞こえるんですね。でさらに最下段のOSCを中段のオシレーターに対してパッチしていくとさらに面白い事ができそうな予感がしました。現地は騒がしいのでゆっくり試している時間はありませんでしたが少し時間をかけて触ってみたいモジュールですね。デリバリー開始は3週間後の予定、599ドル。

次はPanharmonium

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これは説明するのが難しいのですが、ステレオインプットから入力されたオーディオシグナルをアナライズしてその倍音や音量の強弱でこのモジュールのオシレーターを変調させる仕組みですね。デモしてもらった時はドラムループを基にサウンドのバリエーションを作っていくフローを説明してもらいましたが、そこからドローン系の音にしたり、まるでボコーダー的に音色を変化させたりと、過去のシンセを例にして説明するのが難しい全く新しいシンセのように感じました。さらに左下のSPECTRAのボタンを押した瞬間のハーモニック構成をメモリーしてそれをCV入力から音程をつけて鳴らしたりもできます。僕はサウンドデザインも好きでコツコツやっているのですが、このモジュールはどちらかというとサウンドデザイン向きかなという印象も受けました。rossumのモジュール全般に言える事ですが、とにかくここのフィルターは音楽的「上がる」んですよ、どれも。デリバリー開始は6週間後の予定、499ドル。

rossum electro-music

 http://www.rossum-electro.com/


Rock oN Companyより:
↓ 瀬川さん愛用の Assimil8tor はeStoreにて購入可能ですので気になった方はこちらをチェック

Rossum Electro-Music
Assimil8or
¥119,880
本体価格:¥111,000
1798ポイント還元

20190401_synthplex2019_1390_856

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