AvidよりPro Tools最新バージョンとなるPro Tools 2019.5がリリースされました。
このリリースによりPro Tools | Ultimateでのボイス数の増加、MacOS Mojaveへの対応や迅速で流れるようなワークフローを実現する新機能が追加されます!ボイス数の制限に縛られることなく、大規模な音楽やサウンドトラックを自由に制作したりミックスすることができます。また複数のポスト・ルームで大規模なミックス作業を行う際も、メインで使用するPro Tools | HDXとのセッション相互運用性を失うことなく、レビューや再生が可能となります。
主な新機能は下記となります。
制作とミックスで使用できるボイス数が増加(Pro Tools | Ultimate のみ)
Pro Tools | Ultimateでは、ソフトウェアだけで最大384のボイス/オーディオトラックを同時に処理できるようになりました(以前は最大256ボイス)。ボイス数の制限に縛られることなく、大規模な音楽やサウンドトラックを自由に制作したりミックスすることができます。また、複数のポスト・ルームで大規模なミックス作業を行う際も、メインで使用するPro Tools | HDXとのセッション相互運用性を失うことなく、レビューや再生が可能となります。
MIDIトラック数が倍増(Pro Tools & Pro Tools | Ultimate)
今回のバージョンアップによりPro Toolsは 1,024のMIDIトラックをサポートします(以前は最大512)。これにより巨大で豊かにオーケストレーションされた曲を自由に制作することができます。 自由に使えるインストゥルメントやアーティキュレーションの選択肢が増え、セットアップを工夫したり特定のアーティキュレーションを諦めるといったストレスが減ることで、より多くの時間をクリエイティブな作業に使うことができるようになります。
これはMIDIトラックがすぐに数100に達してしまう映画のスコアリングやサンプルライブラリーのユーザーにとって理想的です。
再生中の編集/ミックス作業がよりスムースに
Pro Toolsの最新バージョンを使用すると、再生を中断することなくトラックやタイムラインを更新することができます。トラックを再生しながらクリエイティブなグルーブに身を任せ、さまざまなエフェクト、プリセット、ループポイントなどを自由に試してください。
トラックの名前をすばやく設定(すべてのPro Toolsシリーズ)
[新規トラック]ダイアログに新しい[名前]フィールドが追加され、新規トラックの作成時にトラックに名前を付けることができるようになりました。これにより複数の新規トラックに一度の操作ですばやく簡単に名前を付けることができます。新しいトラックの作成時に名前を指定しない場合は、Pro Toolsがトラック・タイプに応じてデフォルトの名前を自動的に作成します。このため名前を付け忘れてもトラックを簡単に識別できます。
最新のAppleプロダクトで制作
macOS Mojave(10.14)のサポートにより、Appleの最新OSを実行しているすべてのMacでPro Toolsを使用して、制作のパフォーマンスを向上させることができます。 Mojaveサポートの詳細はシステム要件ナレッジベース記事に掲載されています。
重要!:DADman software for Pro Tools | MTRX はMojaveをサポートしていません。
詳しくはこちらをご確認ください。
マルチシートライセンスが登場(Pro Tools & Pro Tools | Ultimate)
ポスト・プロダクション・スタジオや放送局、メディア教育機関でPro Toolsを使用する場合は、Pro ToolsまたはPro Tools | Ultimateのマルチシート・ライセンスをご購入いただけます。これには、Avid Complete Plugin Bundle、HEAT、Pro Tools | MachineControl、Pro Tools | DigiLink I/O Licenseと、すべてのPro Tools | Ultimateシートが含まれます。このサーバーベースのPACEフローティング・ライセンスでは、ライセンシングをより手早く簡単に管理できるだけでなく、複雑なライセンシング作業の負担が軽減され、施設全体でiLokを使う必要もなくなります
プロジェクト数が無制限に(Pro Tools|First新規対応、他の2つは既に対応済み)
たくさんの曲のアイデアが頭に浮かんだら、プロジェクトをいくつでも必要なだけ作成し、コンピューターのローカルに保存できるようになりました。これにより、制限なく自由に創作に取り組めます。また、最大3つのプロジェクトをクラウドに同期して、いつでもどこからでもアクセスできます。同期する3つのプロジェクトは、必要に応じて自由に選び直すことができます。セッションの同期をオンまたはオフにするには、[Synchronized to Cloud](クラウドに同期)チェックボックスを選択するだけです。
年間プランが有効なユーザー様はすでにアップデートが可能
年間プラン更新・再加入についての詳細はこちらをご覧ください。
https://pro.miroc.co.jp/headline/pro-tools-expiration/
Pro Tools 2019.5に関する詳しい情報は、下記ページをご覧ください。
https://pro.miroc.co.jp/headline/pro-tools-2019-5-release/
Pro Tools Ultimate
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