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初音ミク「マジカルミライ 2019」 in 幕張メッセ @ 8/30 – 8/31 レポート

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年1回ではありますが、この”初音ミク 「マジカルミライ」”のレポートも徐々に定番化してきたのではないでしょうか?
よろしければ、今年もお付き合いいただければと思います。

さて、今年で7年目の開催となる“初音ミク 「マジカルミライ 2019」”。今回は昨年の鏡音リン・鏡音レンに続き、巡音ルカが10周年のメモリアル・イヤーとなります。
イベントの詳細としては、

  • 【OSAKA】8/9(金)- 8/11(日):インテックス大阪(企画展/ライブは土日のみ) 
  • 【TOKYO】8/30(金)- 9/1(日):幕張メッセ 国際展示場 3ホール(企画展/ライブは土日のみ)

makuhari_messe

とスケジュール的には企画展が3日間、ライブが3日間5回開催となります。
東京公演に関しては、他のイベントもあった関係か、昨年、一昨年で使われた離れのホール(9-11ホール)ではなくメインの1-3ホールでの開催となっており、幕張メッセとしては駅から一番遠いホール、しかし駐車場からは一番近いホールでの開催となりました。

取材としては今年もオープニング・セレモニーの取材をすべく、金曜、土曜に現場へ。
しかし、今年のオープニング・セレモニーは土曜と言うことで、金曜に関しては企画展を重点的に体験することになりました。

イベントテーマは「フューチャーサーカス」とのことで、メインの展示ではサーカスのテントをイメージしたスペースの中に今回のメインビジュアルの衣装を纏った等身大の初音ミク像がフォトジェニックなポーズで出迎えてくれます。
その周りには、初音ミク含むのバーチャル・シンガーの本イベントのビジュアルの設定画の展示や、メインテーマソングのPVを視聴できるスペース、グッズなどで使われたイラストの壁面展示、welcomeボード、どこから来たの?MAP、マステ de アート等々、自身も参加しつつも鑑賞し楽しめる展示がされていました。
メイン展示のその裏にはメモリアル・イヤーとなる巡音ルカの等身大の立像含む特集展示が組まれており、特にお祝いのコメントを貼り付けられるスペースは盛況となっていました。また10周年のテーマソングである「jump for joy」のPVを見られる展示、カウントダウンイラストの展示など、メイン展示に引けを取らない見応えのある内容となっていました。
なお、さまざまな展示の中に巡音ルカに関するクイズ、もしくは謎解きのパネルがあり、巡音ルカをフューチャーしたスタンプラリーを会場全体で行なっており、最後までクリアした人にはグッズのプレゼントがありましたので、かなり多くの方が挑戦し、プレゼントをゲットしてたようです。

さて、次は本レポートでも重要(!)な音楽エリアのコーナー紹介です。
主催でもあるクリプトン・フューチャー・メディア株式会社や、YAMAHA、Reloop、iZotope、トート音楽院といった各社が出展しており、バーチャル・シンガーの各種ソフトウェアから歌詞を歌わせることのできるキーボード、音楽の仕上げに使うソフトウェアからDJ機器と幅広く展示、そして体験できるようになっています。
YAMAHAは別のスペースで様々な生の楽器を触って体験し、初めての人でも楽しくセッションまで体験できるスペースを設けており、担当者が弾きかたのコツ等を概ね1曲弾けるぐらいまでやさしくレクチャーしてもらえる為、非常に盛況となっていました。
その隣はセミナーブースとなっており、はじめて初音ミク等バーチャル・シンガーを使って作曲してみたい人向けのわかりやすい初心者セミナーから、中・上級者向けの楽曲の仕上げに関するセミナー、DJプレイの基本技術を解説してくれるセミナー等、幅広く数回行われていました。
またセミナーの講師の方々は、それぞれのブースにも立ち、対応してもらえる為、セミナーで分からなかった点や、さらに技術的に突っ込んだ疑問、制作に関するアドバイスを聞くことができます。
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社のブースには、毎年この日の為に専門技術の方がブースで対応していたりしますので、突っ込んだ技術的な質問から制作で詰まったことなどへのアドバイス、機能的要望を直接伝えられる等ができると思います。
来ている方の中には「これからはじめたい」「はじめたばかりの初心者です」という方々が多かったりすると思いますが、もちろん、そういう方々にもデモPCを使って丁寧に体験することができますので、思い切って声をかけてみると、幸せになれるかもしれません。
ちなみにマジカルミライ特典として、当日バーチャル・シンガーのソフトを購入すると、徹底攻略ガイドブックがついて来たりしますので、そういう意味でもイベントを機に初めてみるのも良いかもしれません。



そのほかの展示では、今回もSUPER GT 300クラスに参戦しているグッドスマイルレーシングのグッドスマイル 初音ミク AMGの実車が展示され、そのリアルな汚れのを含むその勇姿に多くの人がブースを訪れていました。また、グッドスマイルカンパニーということで、最新のフィギュアや、発売予定のフィギュアの監修中の見本等の展示なども見所だと思われます。

取材不可のコーナーではありますが、クリエイターズ・マーケット、いろいろなグッズを自分で作れるワークショップエリア等も常に多くの人が集まり、非常に賑わっていました。
クリエイターズ・マーケットは同人活動しているクリエイターが多々参加しており、好きなクリエイターさんがいる方には実際に会える可能性もあるので、注目のコーナーでもあります。

企画出展エリアは多種多様な業種が集まっており、バーチャルシンガーとのコラボした限定商品がとにかくこれでもかと販売されています。
中には、過去に販売されていて市場から無くなったものの蔵出し品的に販売されているものなどがあったりする為、要チェックエリアの一つではないでしょうか。

さて、展示ではありませんが開場して多くの人が真っ先に向かい最も混むコーナーが公式物販ですね。
というのも、やはりイベントグッズ、限定グッズの購入が参加の上でマストになると思いますが、各日で販売数が決まっており、1人で購入できる数も限られていますが、それでも限定グッズは結構早めに売り切れとなってしまうことがあるのです。
ということで、実際にどれぐらいの時間がかかるのか計ってみました。
初日の金曜日の状況ですが、企画展公開から30分後に並んで、横に4人並んだ列が1ホール入り口から2ホール半ばぐらいで折れ曲がり駐車場へ向かう通路の入り口付近まで延びている状況で企画展に入るまでに30分強かかりました。
ここから、ホールに入り、人の流れに沿って公式物販のブースに並びますが、この時間だと列は2ホールの階段までぎっしりです。なので、ここからはかなり時間がかかると思ってください。
2列に並び、はじめじわじわ、近くなるとちょいちょい進んで・・・約1時間半強で販売ブースまでたどり着きました。
この段階で限定品と2〜3製品が売り切れとなっていました。金曜と土日では来場人数もグッズの準備数もそれなりに違うと思うので、一概には言えませんが、限定製品を確実にゲットしたい人は、それなりに早くに並ぶ必要がありそうですね。

なお、現場での体調管理に関してですが、ホール手前の通路は多少涼しい風が流れていますが、それでも外に直結しているため、湿気と熱気がそれなりにありますので、飲み物等の熱中症対策が必要になると思われます。企画展会場に入ってからは冷房が効いてはいるものの、物販で並んでいるときは、他の人との距離が近く人がぎっしりなのと、その熱気があり、全体の進みもかなりゆっくりなため、合わせて飲み物等を準備しておいた方がいいと思います。

opening

さて、企画展の内容はここまでとして、翌日のオープニング・セレモニーの話題を。
昨年はイベントがスタートする金曜にオープニング・セレモニーが行われましたが今年は土曜の企画展オープン前とのことで、オープン1時間前の8:30に現地に到着。
プレス受付をして企画展入り口となる一番端の1ホール入り口に向かうも、すでにかなりの方々が並んでおりました・・・さすが早いですね。
当日はなかなかの暑さであったため、飲み物を買いつつ吹き出す汗をぬぐいながらセレモニーのスペース入り口で陣取りました。
東京会場のセレモニーの司会は初音ミクの中の人である藤田咲さん。
開場5分ほど前から注意事項の連絡が行われ、そのままオープニングセレモニーがスタート。
セレモニーに出演する、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 代表取締役 伊藤博之 氏、東京メトロポリタンテレビジョン 代表取締役社長 伊達寛 氏、そしてTOKYO MXのマスコットキャラ ゆめらいおんと、イベントではおなじみの大人気ミクダヨーが呼び込まれ盛り上がっていきます。
その後、口頭で当日が初音ミクの誕生日であることを告げられると、会場で一斉に「誕生日おめでとう」コールが響き、一気に盛り上がったところで、カウントダウンが始まり、最高潮のうちにイベントがスタートしました。
やはり、この盛り上がりと一体感は現場ならではのものですね。今年も一緒に体験できて胸が熱くなりました。

ちなみに、スペシャルなイベントとして15:09から「初音ミクバースデーメッセージ企画 - Songle Syncコラボ -」がありました。
時間になると専用サイトで初音ミク「マジカルミライ 2019」 テーマソング「ブレス・ユア・ブレス」にのせて誕生日おめでとうメッセージが特別な映像とともに流れ、会場のあちこちでその映像を携帯で鑑賞していました。
映像が終わった後は、どこからともなくハッピーバースデイの歌がアカペラで聞こえてくると、会場全体で大合唱に。
その現場は凄い一体感があり、素直に感動してしまいました。

残りはメインイベントであるライブの話。
今回のライブセットはステージ左右にライトではなく映像を表示する縦長の細いディスプレイが片側3枚で左右にあり、これが舞台装飾に変わったり、視覚演出になったりするので舞台全体の一体感がこれまで以上に増したように感じました。
また、左右の大型ディスプレイは、ステージ上のバーチャル・シンガーを映すだけではなく、ステージとは別の演出・エフェクトが追加されて映される為、観戦位置が後ろの方であってもとても楽しめました。
ステージのスクリーン自体も、これまでは歌唱している間はあまり演出等は表示されてなかったのですが、今年は積極的に演出・エフェクトが追加されて、さらに舞台上の楽しみが増えたのではないでしょうか。
楽曲に関しては、これまで通り公式アルバム中心に歌唱された為、CDを聞き込んでいればかなり楽しめる内容です。
ディエット曲に関しては、お互いにただ歌うだけではなく、振り付けや演出でうまく動き的なセッションをしていたため、より一体感のあるものになっていたのではないかと思いました。
ライブに関しては淡々と語ってみましたが、今回は楽曲単位で詳細はあまり語らず、ここまでにしたいと思います。
というのも毎回進化していくステージ等はとにかく現場に来て体験し楽しむ、Blu-ray / DVDで見て楽しみ次回開催に思いを馳せる、としてもらった方が、その魅力の本質を感じてもらえるからと思った次第です。
ということで、初音ミク 「マジカルミライ 2019」の映像作品が来年の年始に発売が決定したようですので、是非、そちらで体験してみてください。

    初音ミク「マジカルミライ 2019」 in TOKYO
    2019年8月30日(土)【昼公演】
    セットリスト

  • 01.テオ / Omoi / 初音ミク
  • 02.すきなことだけでいいです / ピノキオピー / 初音ミク
  • 03.愛の詩 / LamazeP / 初音ミク
  • 04.快晴 / Orangestar / 初音ミク
  • 05.深海シティアンダーグラウンド / 田中B / 鏡音リン
  • 06.メインキャラクター / *Luna / 鏡音レン
  • 07.ロキ / みきとP / 鏡音リン・鏡音レン
  • 08.砂の惑星 / ハチ / 初音ミク
  • 09.どうぶつ占い / すこっぷ / 初音ミク
  • 10.Baby Maniacs -Eight Mix- / 八王子P / 初音ミク
  • 11.キレキャリオン / ポリスピカデリー / 初音ミク
  • 12.ある計画は今も密かに / 森羅 / 初音ミク
  • 13.ラムネイドブルーの憧憬 / アオトケイ / MEIKO
  • 14.Never Die / ゆよゆっぺ / 巡音ルカ
  • 15.星屑ユートピア / otetsu / 巡音ルカ
  • 16.Just Be Friends / Dixie Flatline / 巡音ルカ
  • 17.それがあなたの幸せとしても / Heavenz / 巡音ルカ
  • 18.Jump for Joy / EasyPop / 巡音ルカ
  • 【Band member introduction】
  • 19.大江戸ジュリアナイト / Mitchie M / 初音ミク・KAITO
  • 20.ぶれないアイで / Mitchie M / 初音ミク
  • 21.ヒバナ / DECO*27 / 初音ミク
  • 22.グリーンライツ・セレナーデ / Omoi / 初音ミク
  • 23.僕が夢を捨てて大人になるまで / 傘村トータ / 初音ミク
  • 24.【encore】ワールズエンド・ダンスホール / wowaka / 初音ミク
  • 25.【encore】Hand in Hand / livetune / 初音ミク
  • 26.【encore】ブレス・ユア・ブレス / 和田たけあき / 初音ミク

最後に、ライブも企画展も年々と来場者を楽しませる企画・展示等増えてゆき、様々なプレミアムな体験ができる本イベントですが、来年の”初音ミク 「マジカルミライ 2020」”の開催も決定しましたので、まだ体験できてない方々は是非とも現地まで足を運んでもらって楽しい体験を一緒に味わいましょう。
イベント自体が10周年に向けて爆進してゆく”初音ミク 「マジカルミライ」”から、これからも目が離せません!

Writer:ヒゲダルマTO

illustration by ni02 (C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net

初音ミク「マジカルミライ 2019」
OFFICIAL ALBUM

2019年7月10日(水)リリース

未来へ無限に繋がっていく「初音ミク」の創作文化を体感できるイベント『初音ミク「マジカルミライ」 2019』のオフィシャルアルバムが発売決定!和田たけあき書き下ろしイベントテーマソング『ブレス・ユア・ブレス』、巡音ルカ10周年を記念した EasyPop書き下ろし楽曲『Jump for Joy』、その他ライブで披露される予定の楽曲を収録した限定盤です。

    CD

  • ブレス・ユア・ブレス / 和田たけあき feat. 初音ミク
    <マジカルミライ2019 テーマソング>
  • キレキャリオン / ポリスピカデリー feat. 初音ミク
  • Jump for Joy / EasyPop feat. 巡音ルカ、初音ミク
    <マジカルミライ「巡音ルカ 10th Anniversary」テーマソング>
  • メインキャラクター / *Luna feat. 鏡音レン
  • ある計画は今も密かに / 森羅 feat. 初音ミク
    <楽曲コンテストグランプリ曲>
  • それがあなたの幸せとしても / Heavenz feat. 巡音ルカ
  • 深海シティアンダーグラウンド / 田中B feat. 鏡音リン
  • ラムネイドブルーの憧憬 / アオトケイ feat. MEIKO
  • 僕が夢を捨てて大人になるまで / 傘村トータ feat. 初音ミク
  • SURVIVE / 梅とら feat. 初音ミク、鏡音リン、鏡音レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITO
    <Bonus track>

    DVD

  • ブレス・ユア・ブレス / 和田たけあき feat. 初音ミク<Music Video>
  • Jump for Joy / EasyPop feat. 巡音ルカ、初音ミク<Music Video>

初音ミク「マジカルミライ2019」 Blu-ray&DVD

2020年1月8日(木)発売予定

バーチャル・シンガー“初音ミク”の未来へ
無限に繋がっていく創作文化を体感できる
イベント『初音ミク「マジカルミライ」』。

2018年は東京・大阪の2都市で公演を行い過去最多となる4万人以上を動員! 7年目となる2019年も東京/幕張メッセ、大阪/インテックス大阪の2都市公演! その「マジカルミライ 2019」のライブ・ステージが早くもBlu-ray&DVDパッケージ化決定!
東京公演(最終日/夜公演)のアンコール含む、全編を完全収録!(予定)
初回限定盤の特典ディスクには東京最終日公演で演奏されなかった楽曲のライブ映像を特別収録。(予定)

illustration by ni02 (C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net

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